入会できる人

入会できる人 

(黄斑変性症と同等の症状や治療を受けている方)

 

入会できる方の傷病に対する詳しい言及がなかったため余計な心配や気遣いをさせる場合がありました。この度入会申込欄へ次の傷病を追加明記しました。

 

患者本人 及び その家族(ご家族だけでも単独参加可能)年齢・性別・国籍を問わない。患者本人か家族の何れか1名の登録で各種講演やイベント等参加できます。

1. 加齢黄斑変性症・黄斑変性症

2. 黄斑ジストマ

3. 黄斑上膜・黄斑前膜

4. 黄斑円孔

5. 黄斑浮腫(網膜静脈分岐閉鎖症、糖尿性網膜症、ぶどう膜炎などによるもの等で黄斑変性症と同等の症状や治療を受けている方)

6. 中心性漿液性脈絡網膜症

上記以外の傷病は、事務局にお問い合わせください。

下駄箱

下駄箱

日本と西欧文化の違い

 新型コロナウィールスの感染者数を見ると、日本は欧米各国など西欧文化の国と比較すると圧倒的に少ない。その理由の一つとして指摘されているのが、日本人の清潔好きである。


 外出から家に戻ると手を洗う習慣があるのも清潔を保つためである。


 外出する機会が少なく、テレビの前で過ごす時間が多くなった。ケーブルテレビでイギリスの刑事物を見て過ごすことが多い。日本とイギリスの生活習慣の違いを見ながら刑事ドラマを楽しんでいる。一番大きな違いは、日本では家の中では靴を脱ぐことである。そのために玄関には下駄箱が置かれている。

 ところが、室内でも靴を履くイギリスには下駄箱がない。下の写真は刑事が捜査のために訪れた家の玄関口である。家の中と外には、あまり段差がない。

 

玄関口

玄関口



 下の写真は、刑事が靴を履いたまま自宅のソファーの上で寝そべっている風景である。日本では、まず考えられない習慣である。電車の中で幼児が座席に座ると、親は靴を脱がせることが多い。

 

靴を履いたまま自宅のソファーの上で寝そべっている

靴を履いたまま自宅のソファーの上で寝そべっている


 日本ではなぜ家の中では靴を脱ぐのか。気候を理由にする説がある。日本は高温多湿な気候のため縁の下を作らなければ、床が湿気で湿る。そのため、必然的に外と家の中では段差が出来る。平安時代の絵巻物にも、貴族は床のある家に住んでいた姿が描かれているそうだ。


 私の古い生家は、玄関の障子戸を開けると「たたき」があった。そこは土足が許される。家に上がる時に下駄や草履を脱ぐ。小学校までは藁草履で通学した。雨の日は下駄をはいた。汚れた足を洗う桶もあったように記憶している。下の写真は、上がり框(かまち)といわれる。靴を履くようになったのは高校からである。

 

上がり框(かまち)

上がり框(かまち)

 尤も、外国では常に家の中で靴を履いているわけではない。1992年1月、アメリカのデトロイトに赴任した時、親しくしていた人の家に招かれたことがある。その日は雪で靴が汚れていた。玄関にはスリッパが置かれていた。靴カバーというものもあった。雪の日などは、靴にゴム製のカバーをはめる。家に戻るとカバーを外して生活する。


 最後におまけの写真を掲げる。ソファーに刑事が寝そべっていた家の中に置かれていた。時代は1980年代である。日本の家電製品が世界で活躍していた時代でもある。

時代は1980年代である。日本の家電製品が世界で活躍していた時代

時代は1980年代である。日本の家電製品が世界で活躍していた時代



髙田忍(2020,7,10)

高齢運転者(70歳以上)の免許更新手続き

高齢運転者(70歳以上)の免許更新手続き
(2020年版)

今年(2017年)3月12日から、高齢者運転者の免許更新手続きが改正されました。下の図は警視庁のホームページからダウンロードしたものです。

高齢者運転者の免許更新手続き改正

高齢者運転者の免許更新手続き改正

1.75歳未満
更新期間が満了する日において、75歳未満の人は合理化講習(2時間)の後、免許更新される。

2.75歳以上
75歳以上は高齢者講習に先立ち認知機能検査を受けなければならない。
認知機能検査の結果が76点以上は75歳医未満と同じ合理化講習を、49点から75点は高度化講習、48点以下は医師の診断を受け高度化講習を受けるか、または認知症と診断された場合は免許取り消しの対象になる。
下の写真は兵庫県公安員会からのお知らせである。76点以上は合理化講習(5100円)、49~75点は高度化講習(7950円)、48点以下は医師の講習を受ける。

更新手続通知

更新手続通知


3.認知機能検査は記憶力、判断力の検査である。検査時間は約30分である。
5問出題される。問題用紙、回答用紙と鉛筆が配られる。
(第一問)検査日の年月日、曜日、時間を記入する。検査開始前に時計を外すようにいわれる。

続いて正面のディスプレイに合計16枚のイラストが映し出される。一画面に4つの絵が出され、全部で4つの画面が映される。
例えば、最初の画面では4つの枡の中に機関銃、琴、親指、電子レンジが描かれている。係員が「電気製品は」と聞くので声を出して「電子レンジ」と言って覚える。声を出すことは記憶の手助けになる。
実際は写真ではなくイラストの絵である。2020年のイラストの内容は2017年からかわった。しかし、武器、楽器、身体、電気製品などのヒントは変わっていない。

認知機能検査

認知機能検査

認知機能検査

認知機能検査

 

(第2問)回答用紙には、一行に約10個の数字がならび、これが10行ほど書かれている。係員が黒板に例えば「1,3」と書くので、その数字を消し込んでいく。続いて「6,7,9」を消す作業を行う。



(第3問)先に示された絵を思い出しながら、回答用紙に言葉で書く。順序不同で、ひらがな、カタカナ、漢字を問わない。まったく思い出せない場合は、回答用紙の第4問が透けて見えるので、ヒントになる。
(第4問)回答用紙には「1.武器」「2.電気製品」などと書かれている。「大砲」「ラジオ」などと書き込んでいけばよい。


(第5問)白紙の回答用紙に文字盤の入った時計の絵を描く。係員が例えば「11時10分」というので短針と長針の区別が分かるように書き込む。

4.認知機能検査の通知は、免許証更新時期の約6か月前に3枚つづりのハガキで送られてくる。ハガキには認知機能検査を受けられる同じ都道府県内の自動車教習所のリストが書かれている。自動車教習所はどこも繁忙である。ハガキを受け取ったら直ちに予約する必要がある。兵庫県西宮市の教習所の場合、4月にハガキが届き認知機能検査を受けたのは8月後半になった。

 

5.認知機能検査は検査当日にはわからない。後日ハガキが届くので、あらためて合理化講習、又は高度化講習の予約をする必要がある。

6.公安委員会での運転免許証更新の予約は必要ではない。

特別定額給付金のスマホによる申請の仕方

スマホによる「特別定額給付金申請」の仕方

 

新型コロナウィールスに関して、国民に10万円の特別定額給付金が支給されることになりました。マイナンバーカードを持っている方はパソコン又はスマホで、オンラインによる申請が出来ます。

パソコンの場合は、マイナンバーカードを読み取るカードリーダーが必要です。アマゾンに注文が殺到しているようで、在庫がなく入荷するまでに時間がかかります。又費用も掛かります。

そこで、スマホでの申請の仕方を説明します。尚、スマホの機種によっては対応できない場合があります。

 

1.Play Storeから「マイナーポータルサイト」を検索しダウンロードします。音声入力で検索できます。

1.	Play Storeから「マイナーポータルサイト」を検索しダウンロード

1. Play Storeから「マイナーポータルサイト」を検索しダウンロード

2.画面一番上の「マイナーポータルにログインを押すと、パスワード入力画面が出る。

2.「マイナーポータルにログインを押しパスワード入力

2.「マイナーポータルにログインを押しパスワード入力

 

3.パスワード4桁を入力し、画面右下のOKボタンをおす。カード読取りの画面に替わる。マイナンバーカードの番号が書かれた面を写真のようにスマホにピッタリと付ける。離すと読取りが出来ない。

3.マイナンバーカードの番号が書かれた面を写真のようにスマホにピッタリと付ける。

3.マイナンバーカードの番号が書かれた面を写真のようにスマホにピッタリと付ける。

 

4.「申請はこちら」の画面に替わる。

特別定額給付金の申請

特別定額給付金の申請

5.給付金を申請する自治体を選択する。申請の受け付けは自治体の準備状況によって異なり、兵庫県西宮市は5月1日から可能であるが、5月3日大阪府吹田市は確定していない。居住する自治体のホームページ確認すること。

申請する自治体を選択

申請する自治体を選択

6.都道府県と市町村を選択する。

都道府県選択

都道府県選択

都道府県選択

都道府県選択

 

7.申請画面に進み「特別定額給付金」にチェックマークを入れる。

該当欄にチェック

該当欄にチェック

8.以下は画面の案内に従って入力すれば、それほど難しいことはない。

新型コロナウィールス禍の眼科受診

新型コロナウィールス禍の眼科受診

 

新型コロナウィールスの感染が収束の気配が未だ見えない4月28日(火)、二カ月前に予約していた大阪市内の病院に眼科の検診に行った。不要不急の外出の自粛要請が出る中で、三週間ぶりの外出であった。

予約した病院のホームページの「お知らせ」を見ると、入院患者の中に一名の感染者がいるという。しかし、目の検査の先延ばしをすることもできない。朝、測った体温は36度3分で不安を抱えながら自宅を出た。

緊急事態宣言が出て、外は様変わりであった。バスの運転席に近い席にはテープが張られていた。バスの運転手が感染しないための対策である。

バス運転手が感染しないための対策

バス運転手が感染しないための対策

大阪へ出る時に利用する阪急電車を避け、JRに乗った。写真は一番混み合う尼崎―大阪間の午前9時頃の車内の様子である。全員マスク着用で、しかも互いに離れて座っている。

全員マスク着用で、しかも互いに離れて座っている

全員マスク着用で、しかも互いに離れて座っている

最寄りの駅から15分歩いて病院に着いた。いつもと入口付近の光景が違った。問診票に来院目的、1週間以内の発熱の有無、24時間以内の解熱薬など6項目の質問に記入するよう求められた。問診票を提示すると検温計を額に当て体温の確認が行われた。

検温計を額に当て体温確認

検温計を額に当て体温確認

問診票

問診票

受付時刻は9時33分であった。2階の眼科の待合室に行くと患者数が随分少なく、15分後に視力検査と眼圧の検査があり、瞳孔を開く目薬を点されてから15分後には断層写真と眼底写真が撮影された。10時30分には診察が開始され、受付から診察迄約一時間というスピードであった。

医師は「水が色素上皮細胞の底にある細胞にたまっているが、2カ月前と大きな変化はない。今回は注射をする必要はない。白内障の兆候が見られる」と説明し、いつものように断層写真と眼底写真をいただいた。次の7月7日の予約まで様子を見ることになった。

断層写真と眼底写真

断層写真と眼底写真

サプリメントを服用しているかと尋ねられたのでオキュバイト50+と答えた。医師に、効果に個人差があるのか尋ねたところ、ルテインが含まれていれば大差はないとの説明で、わかもと製薬のオプティエイドMLのサンプルを手渡された。

大型連休というかステイホーム週間のさなかで、病院に来る患者が少ないため、会計も5分で終えることが出来た。

わかもと製薬のオプティエイドMLのサンプル

わかもと製薬のオプティエイドMLのサンプル

これに対して、薬局での待ち時間は長く、受付から会計まで40分もかかった。処方箋を受け付けてから、薬を探すまでをすべて人力で行っている。IT技術を使うなどして合理化の余地がある分野である。

帰りは人混みを避け梅田まで歩いた。いつも混雑している阪急百貨店とグランドビルの間の広い通路も人通りはまばらであった。外出の自粛要請の効果が出ているようであった。一日も早い収束を願いたい。

阪急百貨店とグランドビルの間の広い通路も人通りはまばら

阪急百貨店とグランドビルの間の広い通路も人通りはまばら

高田 忍(2010,4,28)

桜開花の定点観測

桜開花の定点観測

 新型コロナウィールスの感染予防のため、外出の自粛要請がなされている。とはいえ、一日中自宅に引きこもっているわけにはいかない。散歩の途中に桜の木がある。毎日どのように変化し、開花するか興味があった。兵庫県内の同じ桜を定点観測した。

3月21日

3月22日

3月23日

3月27日

3月28日

3月29日

3月30日

3月31日

 

 

4月1日

4月2日

 

4月4日

 

4月7日 ほぼ満開

 

おまけ

4月2日 川西市内

4月11日 西宮北山緑化植物園

新型コロナウィールスに関して思うこと

新型コロナウィールスに関して思うこと

 2月5日、東京での「関東会員の集い」に参加するため上京した。大阪から羽田空港行きのJALを利用した。冬のことなので富士山が美しく見えると思い、左の窓側の席を予約した。飛行機は太平洋岸沿いに東に向かい、やがて東京湾を北上した。それまで翼が邪魔になって見えなかった富士山が突然姿を現した。思わず数枚の写真を撮った。

着陸態勢時見えた富士山とダイヤモンド・プリンセス号

着陸態勢時見えた富士山とダイヤモンド・プリンセス号


 良く見ると左端にクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号が写っている。予定では2月4日に入港することになっていたが、新型コロナウィールスの感染者が出て入港を許されず、東京湾内を彷徨っていたのである。

 コロナウィールスと聞いて、トヨタの車コロナを思い出す。コロナとは「太陽の冠」を意味する言葉である。昭和40年代、トヨタの車の名前は「冠」にちなんだ名前が付けられていた。クラウン(CROWN)は王冠、カローラ(COROLLA)は花冠を意味した。偶然か分らないが頭文字は全てCである。その後、発売された車もセンチュリー(CENTURY),セリカ(CELICA)、カリーナ(CARINA)のように頭にCが付けられていた。

トヨタ コロナ

トヨタ コロナ


 太陽のコロナは下の写真である。毎日テレビで見せられるウィールスとよく似た姿である。

太陽のコロナ

太陽のコロナ



 新型コロナウィールスの感染が広がるにつれて、耳慣れない言葉を聞くようになった。クラスターとテレワークである。クラスターとは小規模集団といえばわかる。テレワークとは電話による仕事のことかと思っていたが、在宅勤務のことのようだ。分かりやすい日本語があるのになぜ使わないのか不思議である。


 明治時代になり日本は西洋から多くの文化や思想を学び取り入れた。そして、カタカナ語ではなく漢字を使った言葉に翻訳した。「文化」「思想」もその一つである。他にも「経済」「社会」「会社」など、多くの言葉を漢字で表した。


 その頃、中国から日本へ留学生が来ていた。留学生は日本が漢字に翻訳した言葉を中国に持ち帰った。昨年中国は建国70周年を迎えた。町の中のいたるところに「社会主義価値核心価値観」の看板が立っていた。そこには民主、自由、平等、法治など12の言葉がある。その中のいくつかは留学生が中国に伝え定着させた言葉である。正式な国名である中華人民共和国の「人民」と「共和」も元は日本語である。

 

中華人民共和国の「人民」と「共和」も元は日本語

中華人民共和国の「人民」と「共和」も元は日本語



 そして、その漢字は古代の日本人が中国から持ち帰ったものである。新型コロナウィールスの感染拡大を防止するために、政府は中国と韓国からの入国を制限する措置を取った。中国が漢字を捨てた韓国のような反発をせず、むしろ日本に対して理解を示したのは、このような両国の長い文化の交流があるためではないかと思う。

(2020,3,14 髙田忍)

クルーズ船の思い出


空からダイヤモンド・プリンセス号
2月5日に行われた「関東会員の集い」と「なるほど、ザ再生医療」のシンポジウムに参加するため、大阪からJALで羽田へ向かった。冬の太平洋側は天気が良く富士山の写真を撮ろうと思い、左の窓側の席を予約していた。三浦半島を過ぎると左に旋回、東京湾を北上した。着陸態勢に入った時、富士山が美しい姿で見えた。良く見ると左下にクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号が写っている。
翌日、大阪に戻り自宅へ帰る途中、学生時代同じのクラスの友人であるTさんから電話があった。「どこからかけていると思う?」「もしかしてクルーズ船?」と会話を交わした。多くの感染者が出て、前日に船室に隔離する処置がとられていた。
Tさん夫妻は幸い陰性と判定され、2月19日に下船して自宅に戻ったというメールが届いた。折り返し、写真を送ると次のような返事が返ってきた。
「2月3日の夜、予定を半日早めて横浜港に入港したのですが、4日の夜は外海で汚水処理、海水から真水を作るために横浜を出港して、5日の午前中に戻ってきました。GOOD TIMINGでしたね。ではまた。」

着陸態勢時見えた富士山とダイヤモンド・プリンセス号

着陸態勢時見えた富士山とダイヤモンド・プリンセス号

横浜港を漂うクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号

横浜港を漂うクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号

クルーズ船「飛鳥」にて
Tさん夫妻とクルーズ船で偶然、出会ったことがある。2017年9月のことである。金沢港から苫小牧港まで航行するクルーズ船「飛鳥」の船内であった。乗船し暫くすると、デッキで避難訓練の説明が行われた。集まった乗客の顔を見渡すと、そこには見覚えの顔があった。Tさん夫妻である。二泊三日の船旅で、食事やアトラクションを一緒に楽しんだことを思い出す。
写真は金沢港での乗船風景である。

金沢港での乗船風景

金沢港での乗船風景



出港すると乗客にテープが配られ、見送りに来た人と別れを惜しむ風景が見られる。五色のテープで美しい光景である。

五色のテープで美しい光景

五色のテープで美しい光景

船室は窓のある部屋であった。狭いが机なども備えられていた。TVも備えられていた。風呂については記憶がない。

船室は窓のある部屋

船室は窓のある部屋


出港すると間もなく日が暮れた。日本海に沈み行く夕陽がきれいであった。

日本海に沈み行く夕陽

日本海に沈み行く夕陽



苫小牧港に着くと、バスに乗り阿寒湖や知床半島を巡った。帰りは新千歳空港から関西空港行きの飛行機であった。到着時間が遅く、空港前のホテルに泊まった。

サンフラワー号(2017年5月)で九州へ
同じ年の5月には、九州の宮崎と鹿児島を旅行した。大阪南港からサンフラワー号というフェリーに乗った。出港すると大阪湾を南下し、四国沖の太平洋に出た。

サンフラワー号(2017年5月)志布志行

サンフラワー号(2017年5月)志布志行


室内に風呂はなく大浴場を利用した。食事は夕食、朝食ともバイキング形式であった。窓側の部屋で、外の景色も見えたので狭さを感じることはなかった。

窓側の部屋

窓側の部屋

鹿児島の志布志港に到着するとバスが待っていた。乗車口に貼られた座席表の名前を見て驚いた。私の旧姓「仁賀」という人の名前がある。この名字は生まれ故郷の滋賀県にだけしかない。琵琶湖西岸に近江の厳島神社ともいわれる白髭神社がある。湖に鳥居があることからそのように言われている。この神社を挟んで街道沿いに南と北に二つの村がある。この二つの村にしかない名字である。
宮崎の日向海岸近くのレストランでの昼食の時に「もしかして滋賀県の出身ですか」と尋ねると、予想した通りであった。南の村の生まれで中学校を卒業すると大阪へ働きに出たという。
この人は興味深い話をしてくれた。中国に旅行した時、名前の漢字を見て大変喜ばれたという。「仁」といい、「賀」といい、いずれも良い意味の漢字だからである。
この旅行では霧島温泉と指宿温泉に宿泊した。帰りは鹿児島から九州新幹線、山陽新幹線に乗った。

オスロからコペンハーゲン(2016年7月)
初めてクルーズ船に乗ったのは、その前の年に北欧に旅行した時である。関空からフィンランド航空に乗った。フィンランドの首都ヘルシンキへは9時間で着く。他の都市より短時間で行けるので便利である。その日の内に、スウェーデンのストックホルムに着いた。宮殿やノーベル賞授賞式会場を見学、再び飛行機に乗りノルウェーへ移動、フィヨルドを観光船で巡った。

ノーベル賞授賞式会場

ノーベル賞授賞式会場

フィヨルド

フィヨルド

クルーズ船に乗ったのはノルウェーのオスロ港からデンマークのコペンハーゲンであった。日記には「2段ベッドと聞いていたが、四つあり窮屈さを感じることはなかった。」と記録している。

ノルウェーのオスロ港からデンマークのコペンハーゲン

ノルウェーのオスロ港からデンマークのコペンハーゲン


この時も北海に沈み行く夕陽の写真を撮った。スウェーデンとノルウェーはEU加盟国だが、通貨はユーロでなく独自の通貨である。お金が少し残ったので、船内でシャツと靴下を買った。

北海に沈み行く夕陽

北海に沈み行く夕陽

コペンハーゲンの港に着くと人魚の像があった。洋上の風力発電も印象的であった。

コペンハーゲン港 人魚の像

コペンハーゲン港 人魚の像

洋上の風力発電

洋上の風力発電

 

エーゲ海(2018年9月)
2018年の9月、トルコとギリシャへの旅行を計画した。9月4日の台風21号で関空への連絡橋が壊れたためルートが変更になった。出発は関空から成田に変更された。新大阪から新幹線で品川まで行き、成田エキスプレスに乗り換えた。飛行機もタイのバンコック経由となり、ドバイで乗り継ぎトルコのインスタンブールという長旅であった。

トルコ・カッパドキア

トルコ・カッパドキア

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿

 

バスによるトルコ国内の観光を終え、ギリシャへはエーゲ海の船旅を楽しんだ。三つの島に停泊する二泊三日の旅程であった。

ギリシャへエーゲ海の船旅

ギリシャへエーゲ海の船旅

非常に狭い部屋

非常に狭い部屋



部屋は非常に狭かった。椅子もない。もし、このような部屋に二週間も閉じ込められたとすると、ストレスがたまり耐えられないに違いない。
乗船すると、しばらくして日本人スタッフから船内の説明があった。主としてアトラクションの案内であったが、船内には医務室もあるという。ただし医務室が開いているのは午後7時から9時の間である。
ちなみにダイヤモンド・プリンセス号について調べると24時間診察が可能だそうである。飛鳥号は診察時間が決められている。国内海外を問わず健康保険は使えないから、旅行の傷害保険に入るよう勧めている。

北欧の海と違ってエーゲ海は空と海の碧い色が美しかった。ここでも、エーゲ海に沈み行く夕陽が観光スポットになっていた。

空と海の碧い色 エーゲ海

空と海の碧い色 エーゲ海

エーゲ海に沈み行く夕陽

エーゲ海に沈み行く夕陽

クルーズ船の旅は長くて二日が限度だと思う。船内のアトラクションも楽しいものではない。外の景色も大半は海原で次第に飽きてくる。ダイヤモンド・プリンセス号のことを思うと、これからは慎重にならざるを得ない。


(2020,2,24 髙田忍)

あなたとつくる、再生医療の今とこれから

あなたとつくる、再生医療の今とこれから


シンポジウムでは理化学研究所の高橋政代先生が「再生医療のリスクとベネフィット」というタイトルで講演された。リスクとして3点を挙げられた。
1.細胞のリスク(遺伝子)
2.治療のリスク(免疫抑制剤)
3.患者の持つリスク(リスクがあるから様子見するという不作為のリスク)
ベネフィットとして網膜色素変性症患者に対する視細胞の移植を挙げられた。
以下は当日配布された資料の抜粋である。

視機能再生のための複合組織形成技術開発及び臨床応用推進拠点

網膜は目の一番奥にある膜状の組織である。その中にある視細胞は光情報を電気シグナルに変換し、その情報は網膜内の他の細胞を経て脳に伝えられ物を見ている。
網膜は神経網膜とそれを維持するための網膜色素上皮細胞というシート状の組織からなっている。
網膜色素変性は視細胞が編成する疾患、加齢黄斑変性は網膜色素上皮細胞の機能低下により新生血管が生えて視細胞が二次的に変性し視力が低下する。
理化学研究所ではiPS細胞から移植用の視細胞や網膜色素上皮細胞を作り、これらの疾患に移植する技術を開発してきた。加齢黄斑変性に対して網膜色素上皮細胞の移植治療のヒトでの安全性を確認した。
視細胞についても動物実験で光の分らないマウスが移植後に光が分かるようになることを示し、現在ヒトでの臨床研究をはじめようとしている。視細胞と網膜色素上皮細胞はお互い支え合う関係にあり、これらの疾患は進行に伴い視細胞、網膜色素上皮細胞に変性することから最終的にはより広い適応を目指して視細胞と網膜色素上皮細胞の複合シートの移植を目標に研究を進めている。     
 
 
網膜の構造

網膜の構造1

網膜の構造2

網膜の構造2


 

京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授は特別講演で「iPS細胞 進捗と今後の展望」というタイトルで話された。
患者自身の細胞からiPS細胞を作製するのは金と時間がかかるのでストック事業を進めている。現在では、日本人の40%をカバーする遺伝子を持ったiPS細胞がストックされている。

iPS細胞ストック

iPS細胞ストック

計画の概要

計画の概要

 


高田忍(2020,02,10)

関東会員の集い

関東会員の集い


第3回関東会員の集いを2月5日(水)、東京品川駅近くのビルの会議室で開催した。
参加者は4名で初対面であったが、直ぐに打ち解け、昼食の幕の内弁当を食べながら、交流を深めた。
「加齢黄斑変性を予知できるか」「医師との付き合い方」「iPS細胞の再生医療」「運動」など多岐にわたるテーマについて率直な意見交換や情報交換が行われた。

第3回関東会員の集い

第3回関東会員の集い


参加者の一人から文字拡大器が紹介された。下に置いた本の文字が大きくなっていることが分かる。

拡大機

拡大機

株式会社システムギアビジョン クローバー4(39,800円)