箕面温泉一泊旅行
髙田 忍
かねてより計画していた温泉一泊旅行が実現した。10月初め、大阪郊外の箕面温泉に行った。午後3時に阪急箕面駅に集まり、ホテルのシャトルバスに乗った。温泉は静かな杜の中にある。眼下には大阪平野が広がる。美しい景色を見ながら、ロビーでワインでのどを潤しながら、くつろいだ。
湯につかり、日頃の疲れを癒した後、貸し切りの部屋で食事と懇談をした。大阪キャンペーンを利用した。ご馳走を前に、話が弾み打ち解け、和やかなひと時であった。
大阪の夜景も素晴らしい。すぐそこに万博公園の観覧車が見える。
二日目は箕面駅から箕面大滝まで歩いた。出発地の駅前で先ずは記念写真を撮った。
緩やかな上り坂を1時間半もかけてゆっくりと進んだ。途中でも記念の写真を撮った。カメラを構えていると、通りかかった親切な人がかああ割にシャッターを押してくれた。旅では、思わぬ人に出会うものだ。
中間点の近くには、野口英世博士の像がある。アメリカ留学から一時帰国した際、年老いた母とこの地で過ごしたことがある。
片道3キロを登り、ようやく箕面大滝にたどり着いた。小学校の遠足で来たこと人もいれば、定年後初めて上った人もいる。関西人が訪れる観光スポットだ。
残念ながら、紅葉には少し時期が早かったようだ。
下り坂を降りると、丁度お昼時間になった。参加者の帰り道になる梅田で下車し、グランドビル23階の中華料理の店で丸テーブルを囲んで食事をした。
楽しい二日間であった。「来年も」という希望が多かった。